ながいはなし

 

 

 

 

何に絶望したか、
人間、社会、家族、友人、自分。


私は一応社会人として働いた時期が2年間ある。
スーツを着て、毎日クレームの電話に対応したりとか、生身の人間のクレームに対応したり、人間の尿やら便やら嘔吐物を片付けたり、詰まったトイレと格闘したり、アルバイトの不正を目の当たりにしたり、上司の気軽な不正や犯罪を目の当たりにしたりなどをした。
最初は好きな職種だったし、新しいことに挑むことにきらきらした希望を持ってたりしたけど、それは毎日の上記の物達に塗り潰された。


土地柄、治安が悪くて、変な人に追い回されたり車に乗せられそうになったり車に轢き逃げされたりもした。厄年としか思えない。

あーあと女上司と男上司の仲が悪くてその間に挟まれてストレスもすごかった。

ごはんを食べたら吐き気がするからあんまり食べなくなって、ついには食べなくてもゲロ吐いてた。仕事場でも家でも。


やべーから病院で検査したけどどこも異常がなくて、医者が言ったのは「精神的ストレスでしょう、安定剤を出します。」だった。


ここでとてつもない衝撃。


だってただ体調悪いのかーなんか病気かな?逆流性食道炎だろーみたいに考えてたからもうマジ?みたいな。


そして仕事を辞めた。
契約社員だったから試験を受ければ社員になれたけど、試験は2年間で一回も受けなかった。社員になったら全国転勤になるし、逃げられなくなると思ったからである。実際は逃げられるんだけどね。
全く社員試験を受けないことを理由に、度々上司に面談されてそれにも追い詰められてた。


2年間社会人をして(契約社員だけど)
人の汚さを知った。今まで抱いていた人間対する希望が絶望になった。
ニュースでみる犯罪とかは画面の向こう側の世界で、自分の周りでは起こらないと思ってた。実際は余裕で起きるんだなあ。

 

仕事辞めてからはハワイに行った。行きたかったから。
ハワイの税関で顔色悪すぎる無職だったから止められた。
海外でも人間にこんな風に扱われるのかよぉ・・・無理じゃん。グローバルで人間に嫌われてるじゃん。ってなった。


理不尽な出来事が多すぎた。
他者から見れば、「ハァ?そんなんみんな一緒だわ、甘えんなよ?」って感じだろーけど、わたしにはわたしの世界が全てなんで。

お前がそう思うんならそうなんだろーな、ってやつ。


人間と人間は分かり合えない。
分かり合えないから争いが起きたりする。ならば、分かるも分からないもない存在になればいい。そんなわたしは人類補完計画推進派なので早くLCLになりたい。


分かり合えないから人間なんだ!みたいなこと言う主人公をよく見る。
そんな人間に何の価値があんのよ、価値とかじゃねえだろうけどさ、人間ってもうよくないですか?終わっても。投薬で延命、手術で延命、それって自然に生きてないよね、もうすでにわたしたち人間は、進化を終えたから自分等で手を加えてなんとか凌いでるんでしょ?
それは進化じゃないと思うわけです。


だからわたしが毎日毎日安定剤や鎮痛剤や吐き気どめを飲んで、バイトしてって生活、生きてなくない?ドーピングして生きてていいわけ?

 

 

 


今の気持ち、そんな感じ。