秋、にがて。ずっと。
どうしてわたしはどうしようもないんだろうなあ。かなしいな、たのしかったものも、大切にすべきものも、全部投げ出したくなってしまって、全部に後悔する。わたしにはお似合いの風景が、いつまでもこなくてあたたかさなんか知りたくなかったな。生まれてからずっと知っていたけど、痛みだって知ってしまったから、終わりたい毎日を、あげたくなかった。
だれか助けてなんてもう思わないから、願わないから、だからわたしはわたしを諦めないでほしい。わたしのために。自我があるんだから。生きて生きて生き尽くして死ななくっちゃ。
死にたいけど、死ねないわたし。いつまでも死にたくて、死にたいから逃げられなくて、肩までそこに浸かっている。浸かりすぎたからもう乾かない服を気持ち悪いなあって思いながら引きずって歩いて、歩いて歩いた先に何があるかな。
何もなかったら笑っちゃう。
でも後ろには何もかもがあるだろうからいいんだ。そう思える人生にしたいな、しなきゃな。
がんばるよ、わたしは。
きみは、いまどこらへん?わたしねえ、先に行くかもしれないし、きみを追いかけてるかもしれないけど、でもだけど、いつか死んだらきっと本当の意味で会えるかもね。