気が付くと20代も後半まで生きてしまった。

気が付くとまた年末になっていた。

気が付くと朝6時になっていた。

 

 

 

何も考えたくなくて何も考えないでいたらこうなってしまってとりあえず剃刀を手に取ってまた戻した。

いつまでこうやっているんだろう。なんで早く死なないの?とか電車に飛び込むのは迷惑だからやめてねとか言われた。

 

わたしの死にたいまで否定されてしまう。

 

もうわりと無理だと思う。

わたしを傷つけたあのギャルの元友達は、わたしの死で何か傷つけばいいと思う。でも分かり合えなかったから、きっとわたしの死でも特に何も思わないんだろう。無意味だ。

 

わたしの生は無意味で、死もまた無意味だ。

 

 

足掻いて足掻いてそれでもまだ死んでないの?

それは怖くてできないからです。ごめんなさい。死ぬこともまともにできないわたしは常に中途半端な人間でした。ごめんなさい。

 

 

 

死ぬことすらできずに、気が付くとまた朝なんだと。